畠健一より ご挨拶

素晴らしい宝石との出会い 素敵なジュエラーとの出会いを願って
「ポータルサイト ジュエラー」がスタートします。

ジュエリーと言う言葉の響きから、どんなイメージを連想されるでしょうか。
おしゃれ上手なフランス人によると、ジュエリーの語源はフランス語の「ジュネ」美しいという意味だそうです。
一方、人生を楽しむ達人イタリア人に言わせると、ジュエリーの語言はイタリア語の「ジョイア」、喜びだそうです。
ジュエリーで身を飾ることは、まさに“美しい喜び”です。

宝石は地球の美しい創造物です。
膨大な時間の海の中を脈々と眠り続けることによって身に付けた、色彩とその鮮やかさはまさに地球の芸術です

ジュエリーは人類の想像力によって生まれてきました。
地球の芸術品・宝石を身に着けるために、先人は素晴らしい想像力を発揮しリングやネックレスを世に生みだしてくれました。
私達はそれらをジュエリーと呼んでいます。

“ジュエリーが体に占める面積は、とても小さいものです。
しかし、ジュエリーが人の心の中に占める面積はとても大きいものです“

それは一体、なに故でしょうか。
宝石・ジュエリーで身を飾ることは“美しい喜び”。実はその奥には、人が輝いて生きるための、
すばらしい先人の英知が刻み込められています。
それ故に神代の昔から、宝石・ジュエリーは時を超えて、人から人へ大切に、大切に受け継がれて来ました。

宝石は買うものではありません。宝石は買う価値のあるものです。
宝石・ジュエリーには大きく分けて二つの価値があります。
1つは流通商品としての商品価値です。
“宝石は値段があってないようなもの”という風評を良く耳にします。
昨今の買い取りブームによりその傾向が高まっていますが、
ジュエラーは宝石・ジュエリーの品質の良し悪しを見定め、価値を判断し価格を決めています。
(“宝石は値段があってないようなもの”は大間違いです。)

そして、もう一つの大切な価値とは
人の心を支える精神的文化価値です。
人が輝いて生きていくために、宝石・ジュエリーには先人のすばらしい英知が刻みこめられています。
時にオカルト的な行きすぎた表現も耳にしますが、真実はシンプルであり
すべて説明がつけられるものです。だからこそ先人から代々私達に受け継がれてきました。

ジュエラーとは宝石の価値を判断できる人、そして宝飾文化を語れる人。

素晴らしい宝石・ジュエリーとの出会いによって、エンジョイ・ジュエリー・ライフを!
それぞれに、個性豊かな素敵なジュエラーがいっぱいいらっしゃいます
ポータルサイト “ジュエラー” で良き出会いを

宝石・ジュエリーは売るものではありません、売る価値のあるものです。 その1
商品価値についてご説明しましょう。
宝石・ジュエリーはとても高価なものです。誰しも価値に見合った価格で購入したいものです。
でも素人の方々には今まで分かりにくいものとされてきました。
その分かりにくさからでしょうか、一部「宝石は、値段があってないようなもの」と誤った風評が流されています。
それは大きな間違いです。
ジュエラーは宝石を鑑別し、品質の良し悪しを見定め価値を判断しています。
具体的に言うと、宝石の価値を大きく左右する7つの要素をチェックします。
この要素はどれ1つとっても価値に大きな影響を与えるので、
ジュエラーは慎重に7つの要素を見定め価値を判断しています。
1) 本物か偽物か
2)原産地はどこか
3)処理が施されているか、いわゆるこの3つが鑑別です。さらに重要な要素は良し悪しを見定める品質評価です
4)美しさ
5)色の濃淡
6)耐久性にかかわる欠点の有無
7)サイズの大小

そして、宝石の品質は大きく3つに分けられます。
ジェム・クオリティ  : 環流商品として資産性が高いジュエリー
ジュエリー・クオリティ: パーティ、ブライダル、入学・卒業式に自信を持って身につけていただける大人の女性のためのジュエリー
アクセサリ・クオリティ: 気ままにカジュアルに楽しんでいただける日常使いのジュエリー

さて、価格の決定ですが、例えばジェム・クオリティに近づけば近づくほど、原産地でも出現率は極端に低くなります。
反比例して需要は高まります。まずジュエラーは品質の良し悪しを見定めます。
そしてその品質の出現率と需要から相場価格を読み取り、宝石の価格を決定しています。

さらにジュエリーとしてのデザイン性の品質評価も加味します
ジュエリーのデザインとアクセサリーのデザインは一見、同じように見えますが見るべきポイントが違うのをご存じでしょうか。
アクセサリーは気軽に今を楽しむデザイン思考ですが、ジュエリーは宝石を如何に美しく輝かせるかを重視し、
時を超えても輝き続けるデザインを目指しています。見るポイントその1は宝石が輝いているかどうかです。
ちなみに100年の時を超えても身につけられる耐久性が考慮されているかが2つ目のポイントです。
身に付けたとき最高の気分が味わえるように肌馴染み、付け心地を良く繊細に仕上げられているかが3つ目のポイントです。
ジュエラーは3つの視点で1)中心となる宝石&脇石の選定、2)デザインの構想力、3)仕上げ度を評価し、価値を判断しています。
(JBSジュエリー鑑定士資格コースより抜粋 品質評価については順次ご紹介します)

宝石・ジュエリーは売るものではありません、売る価値のあるものです その2
宝石・ジュエリーの大切な価値は、心を支えてくれる精神的文化価値です。
宝石・ジュエリーは古くはお守り、信仰、ステータス、そして近年は財産性として時代の変化とともに意識対象の広がりを見せてきました。
第二次世界大戦以降は、贅沢の民主化とともに宝石・ジュエリーはおしゃれの対象としてより多くの人々に楽しんでいただけるようになりました。
ところでおしゃれの“お”をとると洒落、洒落は落語の言葉ですが、人と人とのコミニュケーションを円滑にしてくれる、潤滑油です。
ならば、宝石・ジュエリーのおしゃれとは・・・。宝石・ジュエリーは心のおしゃれです。心に余裕とくつろぎを与えてくれる最高の栄養剤です。
体の健康には美味しい食べ物が必要です。心の健康には美しい宝石が必要です。

人の本性についての学説によると、人の魂はもともと善である「性善説」と、人の魂はもともと悪である「性悪説」の教えがあります。
しかし、ダーウィンの進化論を借りると浅学の身ではありますが、人はもともと、身も心も弱い「性弱説」を唱えたいと思います。
私達のルーツをたどるとそのことが良く分かります。アフリカのサバンナの時代、恐竜時代、更には海に生きていた時代もありました。
いつの時代も身体能力は他の捕食者より劣っていました。警戒心を常に怠らず不安な心の中で、逃げる逃走本能こそが生き延びるすべでした。
私達は身も心も弱い生き物でした。人は「性弱説、」私はそう思います。

今や地上の頂点に立った人間ですが、何か大きな問題が生じると、初期脳が働くと言われています。
まず不安がよぎります、そして、ついつい逃げたいと思うのが世の常人の常です。
そこで、逃げてしまう逃走か、立ち向かう闘争か、人は迷いに迷います。
人の“こころ”はころころ変わるから“こころ”とか、本性の弱いこころが頭をもたげます。
だからでしょうか、「人」という字が生まれたのは。金八先生ではありませんが、人と言う字は支え合って成り立っています。
弱い人間が生きてこられたのは、多くの人の支え、更に、大自然の恵みの支えがあったればこそです。
ころころ変わる弱いこころには、特に精神的なこころの支えが必要です。先人たちはそのこころの支えを宝の石、宝石に託していました。

一つ心配なことがあります。宝石の精神性や、お守りとしての話しは正しく伝わればありがたいのですが、
なかには根拠なく、まゆつばもののオカルト的な話しも世間に横行しています。

私は占い師ではありません。宗教家でもありません。スピリチャルなオーラも見えませんが・・・。
私は宝飾文化研究家です。正しくし宝石の真実をお伝えすることが 私の使命です。

宝石はなぜ高いのだろう 誰が何のために作り なぜ人は宝石を求め続けてきたのだろう
私の宝石学はそこから始まりました

ジャックは豆の木を登りましたが、私は宝石の木を登りました。登り始めは全国宝石学協会での宝石鑑定士です。
仕事内容は宝石の本物か偽物かを見分けることです。
最近では天然石か、何かの処理が施されているかどうかを見分けるのが重要な仕事になりました。
15年間、約200万石の宝石を、顕微鏡下に広がる内部世界を観察し鑑別ていました。
あの体験のお陰でしょうか、知性的な分析の目から、いつしか感性的な芸術を見る目に代わっていきました。

“宝石は 大地・地球が 生みだした 光り輝く芸術です”

是非、多くの方々に地球の芸術品をお見せしたいものです。

“宝石の 内部の世界は 4次元のアートが 描かれています。”

宝石の木を更に登って行くと多くのすばらしいジュエラーとの出会いがありました。
そして多くの方々の協力のもとジャパン ジュエリー ビジネス スクールと言う小さな宝石専門学校を創立させていただくことが出来ました。
20年間校長として今もジュエラー育成に情熱を傾けています。

登り始めた宝石の木もそろそろテッペンに近付きつつあるようです。
今、38年追い求めてきた「宝飾の文化人類学」をまとめているところです。
鉱物学は地球を知るための学問ですが、私の宝石学は人を知るための学問と位置付けています。
物は単に見ただけでは、真理は見えてきません。
宝石も見ただけでは真理は見えてきませんが、学問の手助けによって深淵な宝石の真理に近づくことは可能です。

宝飾の文化人類学は宝飾史、素材史、宇宙・地球史の3つの視点からアプローチを試みています。
宝石・ジュエリーを知るために宝飾史を学びましたが、私にはなかなか真理は見えてはきませんでした。
そこで宝石を素材史としてとらえてみました。実に面白い発見が次々に出てきました。
更には宝石が生まれる一番のルーツともいえる宇宙・地球史を追いかけてみました。
先人たちの星の観察力にただただ驚くばかりです。
星に願いを託す先人の思いから誕生石、星座石、曜日石が生まれ、
その意味する真実が一つ一つ紐解かれ,素直に心に受け入れられるようになりました。
(宝飾の文化人類学より 誕生石・星座石・曜日石に秘められた真実を順次ご紹介します)

なぜ、人は石を 宝の石、宝石と呼ぶようになったのでしょうか
それは“一石を投じる”ことから始まりました。一石が猛獣に立ち向かう勇気と勝利を与えてくれました。
猿から人へ偶然か?、必然か?!、手にした一つの石から運命の扉は開かれました。それは400万年前のことです。
逃走本能から逃闘争本能へと劇的変化をもたらした一瞬です、よく使うフレーズ「一石を投じる」とはまさにこの事です。
石は人類の最初の武器になり、人類最初の身を守る、お守りになりました。お守りの原点です。

先人たちが嬉々として石をたたき続けた200万年後のことです、石と石を打つ音をハタ=礑と書くそうですが、
石と石を叩いて「礑と気がつく」大発明をしました。それは火を起こす大発明です。
その後火を得た人類は大きく進化を遂げていきました。
夜は夜行性の獣の餌食になりやすい魔の時間帯です。
火を焚いておくと獣は近寄らず、身の安全が守られるようになりました。
火は生肉から焼き肉へと人類の食文化を変えていきました。
火がもたらした功績は、生肉に寄生する菌を殺菌し、健康を守ってくれたことです。
また火は当時訪れた氷河期に凍える人類に暖をとらせて、人類を凍死から守ってくれました。
火は、獣から、バイ菌から、凍死から、人類を守ってくれました。その火は石なくしては起こせません。
石は人類のお守りとして意識の奥に残って行ったのは言うまでもありません

更に先人達は石をたたき続け、磨き続けることによって同時に人の脳も磨かれていきました。本能から知能への大転換です。
石は磨き磨かれ、脳も磨き磨かれ、想像力にも磨きがかかり、人類は石によって物質文明の基礎を作り上げていきました。
石は武器であり、身を守るお守りです。石は道具であり、生活を守るお守りです。
石によって戦い、石によって守られる、いつしか石は不安に生きる人の心をしっかり支える心のお守りになりました。
人類は石によって精神文化を深めていきました。
脳が磨き磨かれ知性の光りを放ったように、いつしか石も磨き磨かれ輝きを放つ宝石になりました

逃走から闘争へ、本能から知能へ、猿から人への進化の道のりは、石から光り輝く宝石への道のりでもありました。
人類の物心両面を支えてくれたのは石であり、人類にとってまさに宝の石であり。宝石と呼ばれる由縁です

宝石・ジュエリーには人が輝いて生きるための先人のすばらしい英知が刻み込められています。
珠玉の英知がいっぱい詰められたまさに“宝石箱”を開け、
宝石・ジュエリーに秘められた真実を、少しでも多くの方々に正しくお伝えする事を願っています。

一般社団法人 ジュエリー学協会 代表理事
JBS ジャパンジュエリービジネススクール校長
畠 健一